中山佳保子個展「image」
概要
一昨年のスパイラル「SICF21」でグランプリを受賞し注目を集める中山佳保子の新作シリーズを紹介する個展を開催します。
プラダンの中空構造を活用した「plastic dan-pole」、ビニール袋の性質と型取りの技法を用いた「poly bag fauna」、理念的な形体とそれを実際に描いてできる形のズレに着目した「squares」など、実験的な作品を制作してきた中山。
今作「spray」シリーズでは、馴染みのある日用品のちょっとした高低差をスプレー塗料の拡散によって写しとります。パネルの上にモチーフを置き、スプレー塗料を吹き付けることで、わずかな高さの変化を拾って輪郭の表情が様々に変化し、誰にとっても見覚えのある日用品が印象の違う新しい姿を見せます。
身の回りの些細なものごとのなかにある構造、秩序に着目し、取り出し、再構築することで、新たな造形美を生み出す。パネルに定着されたユニークな視点と確かな造形力をぜひ現地でご高覧ください。
会期
2022年5月28日(土)〜6月12日(日)(月・火曜日休)
平日:13:00-19:00/土日:10:00-19:00(初日5/28のみ13:00-)
会場
アートルーム企画室(東京都渋谷区広尾2-13-6 ARK1001)
アーティスト
中山佳保子
2022年筑波大学人間総合科学学術院芸術系構成領域修了。SICF21グランプリ受賞。公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第5期生採択。日常に潜むものや現象へのささやかな気付きをヒントに新たな造形表現を探る。
関連イベント
アーティストトーク
5月28日(土)17:00より、アーティストトークを開催いたします。
新型コロナ感染症対策のため、参加人数を限定させていただく可能性がございます。参加ご希望の方はコンタクトから、氏名、連絡先、希望参加人数を明記のうえ、お申し込みください。