2022年11月2日 ~ 2022年11月13日

江波戸陽子個展「昔は今」

概要
今年のIndependentTokyo2022で審査員特別賞を受賞し注目を集める江波戸陽子の個展を開催します。多摩美術大学大学院修了後の2013年から2022年までに制作されたドローイングと版画を制作年順に展示します。
架空の物語を装飾的に描いたリノカットや銅版画など、主に版表現を介して物語性を追求してきた江波戸。2021年からは和紙にカーボン紙を乗せ線を転写する技法でドローイングを始めました。
近作の「盤上の思い出」シリーズでは、囲碁やチェスなど歴史あるボードゲームの盤をモチーフにしています。製図用の定規を使いカーボン紙で転写した線は、印刷物と肉筆画の中間のような新鮮な印象を与えます。
静物を遺品、建築を遺跡、生き物や人間を生前の姿と捉え描くことで、あらゆるものは等しく過ぎ去ることを暗示する。大胆な構図と10年間の作風の変化をぜひ現地でご高覧ください。

 

会期
2022年11月2日(水)〜13日(日)(月曜日休廊)
平日:13:00-19:00/土日祝:11:00-19:00

 

会場
アートルーム企画室(東京都渋谷区広尾2-13-6 ARK1001)

 

アーティスト

江波戸陽子
2013年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。IndependentTokyo2022 審査員特別賞受賞。第1回FEI PURO ART AWARDスタンダード部門入選。「あらゆるものは等しく過ぎ去る」をテーマに過去と現在の関わりをドローイングで表現する。

 

関連イベント
アーティストトーク
11月3日(祝)14:00より、アーティストトークを開催いたします。新型コロナ感染症対策のため、参加は先着10名様までとさせていただきます。参加ご希望の方はメールアドレスに、氏名、連絡先、希望参加人数を明記のうえ、お申し込みください。