okada mariko個展「南十字星」
刺繍を通し、自分の想いや記録を綴るokada marikoの個展を開催します。
南十字星は、かつて光のない海を航海する船乗りへ、方角を教える指標とされていました。出産と育児もあり、自身では約3年ぶりの個展となります。空白の時間も制作の手を緩めず、日々悩み、目まぐるしく過ごす中で、子供とのかけがえのない瞬間に瞼の内へ現れた青白い放射する光。その光は胸に温かく響き、スピリチュアルともとれるこの光景が頭に焼き付いていました。忘れないようノートに残し、キャンバスに描き始めたときに、それは粒子となって、光子となって、完成すると宇宙に浮かぶ十字星のようにみえました。まるで闇雲にもがく私の中で、答えを見つけたように。今回の個展では、新作を含めこれまでに制作した未発表の作品やテーマの違う作品や刺繍のグッズも含め、オムニバスな内容の展示となります。
■会期:2024年9月13日(金)〜9月23日(月・祝) 9月17日(火)休廊
■開催時間:平日13:00-19:00 土日11:00-19:00 最終日17:00まで
■会場:アートルーム企画室(東京都渋谷区広尾2-13-6 ARK1001)
■入場料:無料
■主催:アートルーム企画室
■作家プロフィール
1987年生まれ。東京在住。女子美術大学デザイン学科ヴィジュアルデザイン卒業。学生時代に文化刺繍と出会い、絵を描くように刺繍ができる面白さを知り、自らの作品を「painting stitch」と呼び、刺繍・ミクストメディアで絵画を制作している。個展のほか、台湾や香港のアートフェアに参加するなど、アジア各地に活動を展開している。近年のテーマはpray(祈り)/ play(遊び)。
2010年、第11回SICF展 審査員賞「南條史夫賞」受賞
2020年、 Wrong Gallery「Giantmango selection vol.6」(台北)
2021年、ギャラリー澄光「pray/play」(東京)
https://www.okadamariko-art.com/
https://www.instagram.com/okadamariko_paintingstitch