2025年4月12日 ~ 2025年4月20日

櫻井あすみ個展「REFLECTION」

日本画をベースとしながら深みのある学術的考察と複合的技巧を取り入れ、独自の世界観を表現する作家、櫻井あすみの個展を開催いたします。

■作家ステートメント
出会った景色や人々を写真に撮り、絵画にしながら、わかりきれない世界や他者について考えてきた。それは変わりゆくものの影や痕跡と対話しながら、変わりきれない私を知ることでもあった。それらは事後的に互いの輪郭を形づくり、意味を組み換え続けていくような、reflectionの関係性にあった。私にとっては、美術教育に関わる研究や実践も、そうした制作と地続きのものとしてあった。
今回の展覧会は、それらから生まれたものをあらためて眺め、再配置し、また何かを生み出していく試みである。そしてこの場所と、訪れた人々と、新しいreflectionを織り上げていきたい。

■会期:2025年4月12日(土)〜4月20日(日) 4月14日(月)休廊
■開催時間:平日13:00-19:00 土日11:00-19:00 最終日17:00まで
■会場:アートルーム企画室(東京都渋谷区広尾2-13-6 ARK1001)
■入場料:無料

■作家プロフィール

櫻井あすみ/Asumi Sakurai
1983年生まれ。東京藝術大学大学院芸術学専攻(美術教育)修士修了。
自ら街を歩き撮影した写真を素材に、ありふれた景色の断片を描く。近年は写真製版によるシルクスクリーンと日本画の技法を独自に併用し、写真と絵画のあいだを往還しながら制作している。アート制作を知的な探究活動として捉えるアートベース・リサーチ(ABR)の考え方を軸として、美術教育の研究や実践にも携わっている。

2016 「第34回上野の森美術館大賞展」優秀賞(産経新聞社賞) 上野の森美術館(東京)
2022 「Articulation 区切りと生成」展 小山市立車屋美術館(栃木)
2023 個展「出来事の変奏」space2*3/KURUM'ART contemporary (東京)
2024 「第26回雪梁舎フィレンツェ賞展」優秀賞(同第25回 佳作) 雪梁舎美術館(新潟)
2024 「アートと大学が出会うとき」展 金沢アートグミ(石川) ほか
https://asumisakurai.tumblr.com/
https://www.instagram.com/asumisakurai/